東方美人10years 「WABI-SABI」

木花茶寮ブレンド JTF 20240224-25 Special Limited Edition


台湾産東方美人の木花茶寮ブレンド、限定商品です

東方美人(オリエンタルビューティー)を作る最高品種は青心大有とされていますが、実際は様々な品種から作られます

そして台湾現地ではそれらを単一品種で販売することもブレンドして売ることも一般的です


このロットは2012~2014年の妖艶で女性的な色気のある青心大有を全体の軸とし、

大葉烏龍種のトロピカル感、白鷺種のトップノートの高さ、翠玉種の余韻、金萱種の濃厚さ、青心烏龍種の烏龍的深みをブレンドしています


ブレンドという作業は本来引き算になります

茶として優れた香味だけのものを混ぜても良品のブレンドとはなりません

軸になるお茶を100とした時にそこから茶葉を抜いて他の要素を入れていくものです

ですから最初の軸から考えると引き算となり、同品質のものでそれぞれの個性を加味して施策を重ねて商品にしていきます

ここは茶師の個性や好みも出る部分であります

私としては東方美人は「東方美人」として単体で語られることが多いのですが、そもそも烏龍茶というお茶の中に「東方美人」があるという考えでいる為、少し烏龍茶感を出しています


全て2014年以前のロット、烏龍茶の世界では10年以上経過したものを老茶(らおちゃ)と呼び、そこを境に価値が急激に上がり、毎年数%ずつ上がっていくのが普通です

もちろんこれは品質の良いものを中心にした時の話です


口に含んだ瞬間に高い香りが広がる印象の強い東方美人ですが、それは品種にもより、フレッシュなものの方がそのインパクトは強くなります

しかし、作りたて、特に初年度はインパクトの中に荒々しさが存在します

これはお茶自体がまだ落ち着いていない証拠ですが、お客様に対面で販売する場合、インパクトのある方が印象に残り購買に繋がる為、産地の台湾でも、作りたてをすぐに売り、お客様もそれを飲むことが多くなっています


良い品質の東方美人はそもそも製茶の質が高いので、作りたては勿論美味しいものですが適正な保存方法で数年寝かせることで香りも味もピークを迎えます

私は台湾でもトップの東方美人の作り手の農家で勉強していたので、仕入れの際に何年後にピークを迎えるのか各ロットごとに判断して仕入れを行います


ピークを迎えたロットは中国茶関連の先生方が教室などで使用することが多いのですが、過ぎたものは販売終了として個人ストックとして大事に保管しています


東方美人の香りと味のピークが過ぎたというと劣化と捉える方は多いのですが、このピークを過ぎたものは香味が更に柔らかく優しくなりながら同時に老茶へと進んで行きます

これを陳化と呼びますが、東方美人の香味に時を重ねたお茶としての深い味わいがでてきます


私はこの東方美人の香味がありつつ、陳化した味ののった東方美人が一番好みの為、今回タイミング、在庫共にご提供できそうなので限定数となりますが商品化しました

 

【おすすめの飲み方】

3~4gの茶葉に200cc程の85~90度のお湯、各煎30秒ぐらいで15~20煎程楽しめます

高級なお茶となり香気に特徴がある為、お湯出しをおすすめします

煎のきくお茶となる為、上記の条件で数煎淹れた後、茶葉をガラスポット等へ移し400-500mlの水を加え、冷蔵庫に一晩おくと翌日淡い品のある水出し茶を楽しむことができ、最後まで使いきることができます